2012年08月26日

Super Typhoon

沖縄本島にモンスター級の台風15号 (ボラヴェン)が接近しつつある 速度が遅く予想進路も本島上を通過となっており おそらく午後10~111時頃が最接近となることだろう 中心気圧も910hPaとアメリカ表記でもカテゴリー5に属するSuper Typhoonに発達している

今回の15号は2003年9月11日午前5時前に宮古島の真上を通過した台風14号(マエミー)と同じ勢力まで発達しており  通過後の甚大な被害は避けられないはずだ

マエミーにおける宮古島での最大瞬間風速は住宅密集地にある宮古島地方気象台の観測所で74.1m/s 沖縄電力宮古支店で83m/s, 自衛隊宮古島分屯基地で87m/sとなっているが 公式記録は宮古島地方気象台での74.1m/sとなっている
Super Typhoon
被害状況も

・ 人的被害: 死者1 人(女)、重傷1 人(女)、軽傷82 人

・ 住家被害: 全壊13 棟、半壊45 棟、一部破損81 棟

・ 非住家被害: 公共建築物22 棟、その他55 棟

・ 車両被害: 88 台

・ 停電: 約18,000 世帯(9/19 現在約2,700 世帯 全面復旧予定9/24)

・ 断水: 宮古島(9/12 に復旧)、伊良部島(9/15 に復旧)

・ 電柱倒壊:約800 本(沖縄電力9 月15 日現在)

・ 平良城辺線及び友利線電柱倒壊により通行不能箇所多数

・ 被害総額: 約78 億円
Super Typhoon
当時友人家族が初の宮古島旅行に訪れていて 12階建てのアトールエメラルド宮古島の高層部に宿泊していた 10日の夜にはすでに暴風域に入っていたが その頃はまだ風も弱くホテル内のレストランで友人家族の長男のバースデーパーティーを行った

パーティーを終え自宅に戻るころから風雨が強まり夜半頃には停電になった 台風の風音に一睡することもできず 停電のためメディアからの情報を得ることもできずに 台風が通り過ぎ風が収まるのを待った

風が収まってからホテルに行ってみると宿泊客全員が一階のロビーに集まっていた 友人に事情を聞いてみると 風で建物が揺れ その恐さと停電からくる暑さで部屋にいることができなかったそうだ

台風一過友人家族を引き連れドライブに行ったが 行く所々で悲惨な光景が目に飛び込んできた ホテルの海側に駐車してあった車のうち数台は風と高潮の影響で海中に没しているし 至る所で数多くの車が横転していた

道路でも至る所で電柱は倒壊しているし 最も愕いたのは風力発電用の風車が根元からポッキリ折れていたことだ 折れ残った風車も羽は残骸しか残っておらず マエミーの凄さを物語っていた  

電気の復旧のために県外からも多くの工事車両も投入され 昼夜を問わず懸命な復旧作業に当たってくれていたが 完全復旧までには二週間もかかってしまった

こんな田舎の島でもあの台風ではライフラインの長期的な切断に見舞われてしまった 大都市圏の沖縄本島がマエミーと同じ台風に襲われれば 宮古島と比例する以上の被害は当然避けられないことだろう

とにかく人的被害を防ぐためにも危険箇所で暮らす人々は早めの避難をしておくことがベストだろう



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Posted by insherman at 15:40│Comments(0)その他
 
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