2011年04月07日

がっかりだった!!

春休み最後の日うちのガキ二人に中学生サッカー部の数人を引き連れ プレオープンした海中公園を見学に行ってきた

ところが入場してみてビックリ 以前この海中公園の工事過程でサンゴの移植云々との記事が新聞に載っていたこともあり 宮古島本来のサンゴの海が目の前に広がっているのだろうと個人的に思い描いていた

ところが覗いてみると目の前は殺風景なだけの岩盤の海中が広がるだけで 魚の数はほんの数えるくらいしかいない この海域は元々透明度がさほどよくない海域である

がっかりだった!!

下げ潮だと透明度が回復することもあるが上げ潮だと常に濁っている そんな海に海中公園を作ったのだから 計画段階からかなりの調査を繰り返してきたはずなのに「なぜ?」との疑問が・・・

この海の環境からしてサンゴは遠くに移植しても箱の中から見ることにはかなりの無理があるだろう 人間から目視できる距離にサンゴは移植しないとまったくもって意味がない 

だがこの設置場所にも問題がある 目の前に広がる岩盤にサンゴはまず着床しないだろう ダイビングをやっている方なら分かると思うが表面がツルッとしている海底にサンゴなどまず繁殖していないはずだ

伊良部・下地島の海底もそうだし 八重干瀬のドゥーの上でもサンゴは育っていない 公園の目の前の岩盤にかつてサンゴ類が繁殖していたとしよう 仮に何らかの要因で死滅したのであればその瓦礫も残っているはずだし 小さなサンゴが息吹いているはずだ

がっかりだった!!

そのような形跡がまったく見られなかったということは元々目の前にサンゴはなかったはずだ これから将来的に技術的処置により目の前の岩盤にサンゴ移植でき 見られるようになるのであれば話も分かる 

だがその他のこれと同じような自然環境からしても このような場所にサンゴが増殖することはまずないのではないかと考えられる

そこで提案として 夜の海を見せることを考えてみてはどうだろうか 見学しているときかなり多くのプランクトンが浮遊していた

夜の海中を大型の水中ライトで照らしてみるとそこにより多くのプランクトンが集まってくるはずだ この海域はマンタもよく回遊しているし 箱の中からマンタの補食行動が観察できるかもしれない

がっかりだった!!

また食物連鎖でプランクトンを狙う小魚の群れが集まるはずだし 今度はそれを狙う大きめな魚も集まってくるだろう そしておもしろいことに平良港から狩俣と伊良部島を結ぶ海域は宮古で最もサメの多い海域でもある 

俗に人食いザメと呼ばれるイタチザメや メジロザメの中でもより大型になるオオメジロザメが多く生息している

サメは夜になるとかなりの浅瀬まで入り込んでくる習性があるので この大型のサメがガラス越しの目の前に飛び込んでくる機会にも恵まれるかもしれない

どうでしょうかこんな提案は・・・  



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Posted by insherman at 22:39│Comments(1)日常
この記事へのコメント
はじめまして。

いつも楽しく読ませてもらっています。
実に的確なことを書かれているのに同感します。

これからも楽しみにしています。
Posted by オニ at 2011年04月09日 11:41
 
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