2010年04月15日

名医の基準  

13日から海況が悪く漁に出ていない そんな漁に出ていないときでも朝イチに家の電話が鳴る 「病院に行くから港まで迎えに来い」と アギヤーのオジーやはたまたそのオバーからである

そんな日はオジーもオバーも病院のはしごをする 他所の年寄りはどうか知らないが佐良浜の年寄りはとにかく病院好きである

そしてまたこの年寄り達の名医か名医じゃないかの判断は処方される薬にある 薬をたくさん出してくれる医者は名医で出さない医者はダメな医者

しかも「OO病院の医者の薬は良い」と判断基準が医者そのものの診断技術ではなくすべてが薬にある だから年寄り達は自分が気に入った薬を貰いたいがためにはしごをするのだ

こちらがいくら「あまり薬ばかり飲み過ぎてもだめなんじゃないの」と話しても聴く耳なんかもっちゃいねぇ

診察も終え港まで送り届けると財布から決まって2~3千円ほど出して「子供にお菓子でも買ってやれ」と渡される 断っても「おまえにあげるつもりは端っからない 子供にちゃんとわたせよ」とくる

毎回だがそんなんだったらタクシーで行った方がいいんじゃないかなっていつも思ってしまう 宮古のタクシーだと500円もあればだいたい病院までは行ける そっちの方が絶対安いからだ

しかもこちらの都合などまったくお構いなしのそんな「港に迎えに来い」電話が別々なオジー達から日に何度もかかってくることがある 

うちのガキ共からするとこれって結構な小遣い稼ぎ 動いているのは父ちゃんだけど・・・ 


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Posted by insherman at 23:59│Comments(0)日常
 
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