アギヤーは伝統漁業追い込み漁

さあ今年もやってきました池間民族(池間・佐良浜・西原)の年に一度の祭典「ミャークヅツ」　この祭りの由来は新聞などによると　人頭税の完納を祝ったのが始まりとされているらしい

毎年旧暦の９月の甲午(きのえうま)の日から３日間が祭り期間中だが　佐良浜地区だけは４日間行われる　現在は五穀豊穣と大漁を祈願する祭りとなっている



この祭りに参加できる年齢も各地区によって様々だが　佐良浜においては前里添が数え年５０歳　池間添が数え年４７歳からとなっている

池間民族として生まれた男性ならその年齢に達すればどんなことがあろうともミーウヤ(新しい親)として参加しなければならない　ちなみにわたしは池間民族ではない

われらがかばしゃ丸の英二船長の奥さん　最初から最後までずっと踊りっぱなし　みんなそうだがほんとにこの祭りが大好きらしい

何年も盆暮れには帰らずとも　このミャークヅツのミーウヤに達した男性が何年振り　いや何十年振りに帰ってきたという話もあるし　外国に住んでいる人達も帰ってきたりもする

それだけこのミャークヅツは池間民族としてのアイデンティティーを思い出させる　彼等にとっては誇り高き祭りなのだろう

そして佐良浜でのこの４日間は夕方から屋台も出てる　アギヤーの親分の奥さんも毎年屋台を出店するのでうちのガキ共も連れて遊びに行くことにした

アギヤー最長老の御年７８歳の健オジー　ミャークヅツの世話役もしている


しかし今現在ガキ共の通う南小がインフルエンザの影響で学校閉鎖になっている　先生達からは「普段の休みと違うので外出禁止　人混みの中に行かないように」との指示があったらしい

律儀な長男はその約束を頑なに守り一歩も外に出ないが　家の中でじっとしていられない次男はたいくつでしょうがないらしく知らない間にいなくなったりもしていた

その兄弟に「夕方から佐良浜に行くぞ」と言うと　長男は「今は外出禁止期間中だから行かない」　次男は「夕方からじゃなく今すぐ行こう」と　まったく違う答えが



行かないと言う長男に「外出禁止は学校に行っている時間帯だけだ　ほら行くぞ」と無理矢理連れて行くことにした

どっちみちいつかは我が家にもやって来るであろう新型インフルエンザ　どうせかかるのなら早いうちにさっさとかかってくれた方がこちらも安心する　そんなこと気にしていたらつまらない日々を送ることになるだろう



祭り会場に到着したガキ二人はそこでもまた性格の違いが出た　もの静かな長男は祭りには興味がないらしく　親分の奥さんが出店している屋台で大好きな源と巧の元で押しかけアルバイトに大変身

そして祭り大好きな次男は早々に祭り会場へ行き顔見知りのアギヤーの人達と一緒になって踊っていた