アギヤーは伝統漁業追い込み漁

きょうは旧暦五月四日「ハーリー」の日。ハーリーとは五穀豊穣、無病息災、航海安全を祈願した沖縄漁師の伝統的な祭り。伊良部島佐良浜地区では池間添と前里添に分かれハーリー行事が繰り広げられる。



まずサバニレースの前に、現存する三隻のカツオ船によるオーバンマイ（大盤振る舞い）。漁協前に横付けしたカツオ船からカツオやマグロの切り身が岸壁で待ち構えている多くの見物人に振る舞われる。

これも毎年恒例の行事でもらい慣れている見物人などは傘を開きそれを逆にして持ち少しでも多くの獲物をゲットしようと躍起になってくる。



しかしきょうはわれらが長男の修学旅行の出発日。沖縄本島への二泊三日の旅である。そのこともあって今年は佐良浜へ行くのが遅くなり到着するとすでにオーバンマイは終わっていた。

さすが何でも行動の早い（チョーせっかちな人が山のように多い）漁師町だけあって、朝早くから飲み出している漁師達も数多く見受けられた。



アギヤーの母船太幸丸前に行ってみると、母船の船長でもありアギヤーで一番の飲んベーでもある通称新川三男（あらかわさんなん）あじゃ（兄さん）は６時頃（朝のだよ）から飲み始めているとのこと。

きょうは、現在制作中のグルクン直販のホームページのためにと写真を撮りまくるつもりでやって来たのだが、レースに参加しろとの親分からのいきなりのお達しが・・・



写真のことを考え着替えを持ってきていないと話をしてもそんなこと無理、通じるわけがない。しかたなくレース参加。しかし参加するとなると血がたぎってくる。やはり出るからには勝たなくては・・・

でも自分が参加しているので一番撮りたかった前里添のレースは撮ることができなくて、レースの合間に池間添のレースを激写だ。



今年は海が荒れ、港の外へと漕ぎ出せずちょっと残念な気もしたが、楽しく盛り上がれみんながハッピーになれた一日であった。