アギヤーは伝統漁業追い込み漁

一年を通し海が最も活気を帯びるこの時期　海面にはいたる所で花が咲いている　花とはオジィ達がグルクンのナブラを花に比喩して表現している　

産卵に向けて活発に活動し　餌となるプランクトンを競い合って捕食する時に起きる現象だ　しかもこの花が多く見られるのも産卵前のこの時期だけ　産卵後にも花の現象は起きるがこの時期ほど多くはおこらない　
以前たまたま見た宮古島をフィールドにした釣り番組で　ナブラを見て釣り業界で有名な方が　ナブラとは大型の捕食魚に水面まで魚が追われるからおきる現象だと話していたことがあった



でもこれは間違い　沖縄の海で起きるナブラの１００％近くはグルクンの捕食活動がほとんどだ　仮に大型の捕食魚が入り込んできたとしたら　グルクンは海底の瀬の中まで逃げ込んでいく

ナブラ狙いで行くのであれば　そのナブラがバシャバシャと音を立てて跳ねているものを選んで狙うことをお勧めする　

水面下でプランクトンを捕食しているグルクンが　反転して海底まで逃げる際に尻尾で水面を叩くからこのバシャバシャの現象は起きる　それはグルクンが怯える何かがそこに乱入してきたことが要因で　そこを狙った方がより確立は高いはずだ　

そうそう釣りをしていない方には何の話だかさっぱり理解できていないはずだ　ロウニンアジ狙いの釣りの話でした