2010年12月01日

大物だらけ

昨日の漁は東寄りの強風が吹きすさぶ悪天候の中 向かった先は八重干瀬だった 池間大橋下をくぐり水路を抜け外海に出ると かなりの高波が船に襲ってくる

いったいこんな場所で漁なんかできるのかいな なんて考えていると 船はそこから北上し八重干瀬の西側海域へと向かった 

この海域は八重干瀬が東風からの波を遮ってくれるため比較的穏やかだった しかしこの波では漁場も限られてくるし大漁は望めないだろう さらにこの海域にはグルクンが大漁できるほど生息域がない

できるかどうか分からないけど わられが船はドゥーの立標まで行ってみた そこまで行けばグルクンが大漁できるポイントが一カ所ある 

しかしこの波では下げ潮でなくてはいけないとの条件がでてくる なぜかというと 上げ潮では網の設置箇所が立標よりも外に出るため そこは波風を防いでくれるものが全くなく船を泊められない

大物だらけ

下げ潮では網の設置箇所がドウーのリーフで遮ぎられるため問題なく漁ができる とにかく行ってみることにした 潮の流れはその現場に行かなければ分からないことも多々ある

到着後直ぐさま海に飛び込んでグルクンを調べるつもりでいたが そこでわたしの目にまっ先に飛び込んできたのは衝撃映像であった

飛び込んだ瞬間は周りが泡立ち その泡によって一瞬だけ視界が遮られる 泡が消えわたしの目にまっ先に飛び込んできた映像は何やら巨大生物

一瞬サメかなとビックリしたが よくよく観察してみるとそれはなんと巨大カジキだった バレン(和名:バショウカジキ)は冬場に南方海域でよく見かけることもあり 海中でも何度も遭遇したこともある

だがこのカジキはバレンなど比較にならないくらいバカでかい 角をいれない体長はおそらく2m以上もあっただろう 角まで合わせるとおよそ3mは勇にあったはずだ

大物だらけ

ほんの4~5m先にいるのに逃げようともしないカジキに 興奮と衝撃でしばらく見とれていた しばらく経って我に返り 船のすぐ真横にいたので船上の人にカメラ渡してもらい 写真を撮るため近づいて行った

が 時すでに遅しで わたしからどんどん遠ざかっていった だがとにもかくにもバカでかいカジキだったことには間違いない

そしてその日の漁は大物のオンパレードだった ドゥーのある一画に上げ潮にマンタが集まる場所がある 網を下ろす作業で水面が騒々しくても 5匹のマンタは逃げようともせずわれわれの周りを泳ぎ続けていた

そして唯一写真が撮れたのは追い込み終了後の このでかいプン(和名:ロウニンアジ)だけ 船に戻ってからモリで捕ることも考えたが このでかさのプンだと暴れればモリ先が曲がってしまうだけ

とにかく大物づくしの一日だった



同じカテゴリー(アギヤー漁)の記事
アパ
アパ(2013-09-17 21:46)

魔法使い君
魔法使い君(2013-09-03 23:40)

3000本の彼
3000本の彼(2013-09-02 22:51)


Posted by insherman at 00:07│Comments(4)アギヤー漁
この記事へのコメント
すごいっ!すごいっ!すごいね〜っ!!!
巨大な生き物が好む潮があるのかしらね〜。

明日も大漁しますように。
Posted by ちーか at 2010年12月01日 01:05
船上から水面下の影は2~3度見たことはあるけど ちゃんとした姿を間近で見るのは初めてだった

ほんとに興奮したわ

ところで撮影の翌日に帰ったのか?
Posted by inshermaninsherman at 2010年12月02日 06:13
りゅうくんはげんきですか。
Posted by きみしま りょう at 2010年12月02日 20:26
うちの次男はおつむが成長もせず 相変わらずバカをやっています

先日も漁民運動会に出場し大活躍でした
Posted by INSHERMAN at 2010年12月03日 19:31
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。