アギヤーは伝統漁業追い込み漁

さて今日のオジー達の何たっての話題は奥武島で水揚げされた３トンのスクの話　でもちょっとその前に海から帰ってきて県漁連の市況情報を覗いてみると　驚きのビックリの超ぶったまげ！！！！！！！！

本日の競りにスクが５トンも出荷されていた　平均価格も３３２円で先月の３８００円と比較するとめちゃくちゃな大暴落　これじゃ漁師の臨時ボーナスとはほど遠い
　
客観的に考えるとスクはアイゴの稚魚なのでこんなに獲って価値も下がり捨て値みたいになるのであれば　資源保護の観点から漁獲調整でもしていれば沿岸のアイゴの数も増えただろうに

しかし客観的に見ているからであって　仮にこの状況がわれわれ宮古での出来事だとしたら同じように全部獲っていたことだろう

このスクの時期になるとにわか漁師まで現れてくる　数多くの人間がスクに群がるのでそれが集まると価格が暴落し大漁貧乏となるのだ

やはりこんな時こそ漁協が調整役に回り漁獲調整でもしてくれてこそ資源保護という言葉が活かされてくるのだろうに



だがこんな考えは他力本願　乱獲とは漁業者が自分達の首を自分で絞めていることになる　他人に頼るのではなく自ら資源保護を考えていかないと漁業を職業としての魅力もなくなるというものだ

他はどうか知らないが　昔からの漁師ほど資源保護ということについてあまり深く考えようとしない　どうしても目先の利益が優先されがちになってしまう

しかしだからといって先人達を一概に非難することは難しい　時代背景を考えると昔はみんなが貧しく活きていくのがやっとだったはず

そんな時代を生き抜いてきた先人達は先のことなど考える余裕すらなかったはずだ　いま目の前にある益をつかみ取りたい　そうやって活き抜いてきた

そんな先人達に今になって将来的展望を考えろと言ったってそれはちょっと難しい　それはこれからの人達が考えていけばいいだけのことだと思う

わたしがちょっとだけ頭に来るのは漁師も含め宮古の先人達の歴史的背景などまったく考えも理解もせず　他府県から移住してきてなんやかんや非難する人達

非難する前にこの先人達の歴史的背景をよく考えろと言いたい