アギヤーは伝統漁業追い込み漁

久々の漁だったがそれはおいといて　今日はわれらがかばしゃ丸のムードメーカーでもあり　イコール　アギヤー組合全体のムードメーカーでもあり一番の働き者の輝男オジーの古希の祝いがあった

祝いの当日なので当然輝男オジーは今日の漁は休み　しかし輝男オジーの祝いは昨日から始まっていたようだ　昨日は男衆だけで沖縄の祝いにはけして欠かすことのできない豚料理のために豚一頭を解体したとのこと



厳密に言えば現在の法律では資格のない者が個人的に屠殺を行う行為を禁じている　売買目的での屠殺ならいざ知らず　この祝いに使用する豚の解体は昔から各家々で行われてきた伝統的な風習でもある

風習をとても大事にする地域において　この昔からの風習がいくら法律で禁じられたからといってなくなるわけではない



そんなこんなで豚の解体を終了後男衆は祝いの酒盛りが始まったらしい　午後の２時頃から始まった宴会は夜の９時頃まで延々と続いたとのこと　その時から輝男オジーの古希祝いは始まっていたのであった

われらがかばしゃ丸の英二船長も豚の解体後最後まで付き合っていたらしい　そして帰りは　宮古島の方言で歌う歌手下地勇の歌にもあるように「さばぬにゃーん(草履がない)」状態だったらしく

自分の履き物が見つからないまま裸足で家まで帰ってきたそうな　しかも今日船の上での会話では家まで帰ってきたのも覚えてないとのこと



そしていよいよ本番当日の今日　アギヤーメンバー達は仕事を終え全員で夕方から繰り出すらしい　しかし唯一メンバーの中で伊良部島に住んでいないわたしは　漁を終えたその足で輝男オジーの家まで行ってきた

まだまだ昼間ということもあって祝いの座には酔っぱらう者もいなく本番はこれからという感じだった　しかし１５分おきくらいに始まる太鼓と歌に輝男オジーを始め参加者は元気に踊っていた



しかも輝男オジーのヘアスタイルが島流でいうとオシャレに輝いていた　そう　輝男オジーのスタイルは今は懐かしいパンチパーマで整えられていたのであった

ここ数年前まで輝男オジーの髪型は常にパンチパーマだった　しかし髪が薄くなったことを気にし始めたオジーは原因がパーマにあると思い込み　いつの日からか突然やめてしまったのだった



久しぶりに見たパンチパーマ姿　いつもわたしに顔がぶさいくだとからかわれていた輝男オジー　今日は特別格好良く見えたぞ　

輝男オジーおめでと～～～　いつまでも元気でこれからもよろしくたのむよ・・・