アギヤーは伝統漁業追い込み漁

「天は我らを見放した！！！」　→→→　映画八甲田山のセリフのように嘆く感じで読んで(知らない人は気にしないで)

海の濁りは回復するどころか上記の映画のセリフでもはきたくなるくらい今日はこの夏最悪の悪さ　これまでの悪さでも海底まで降りれば横への透明度はある程度あったが　今日は横もまったく見えない

その場で漁ができるかどうかを確認するダイバーが潜っていても　これまでは姿が見えなくとも泡を確認し追いかけることができた

朝日を浴びながら漁場へと


水面で泳ぎながら追いかけるにしてもきょうはダイバーから吐き出される泡すら見えない

通常袋網を設置する水深は２０～２５ｍくらいなのでいつもの海の状態であれば網をその場所に降ろ指示を出す水面担当のオジィー達は通常目視でその根の形状を見てサバニに指示を出す

また目視で海底が見えないような場合には途中にダイバーがいて　水面のオジィー達に網を降ろす方向を指し示す

仕事を終え佐良浜へ向けゴーヘイ


しかし今日は途中にいるはずのダイバーすら見えない最悪のコンディション　海底で網が降りてくるのを待っているわれわれダイバーもいっこうに降りてこないのに行を煮やし確認のため水面に出てみると

「降ろしてある」とのこと　もう一度海底に戻ってみるとわれわれが待機していたほんの１０ｍ横くらいに網は降ろされていた　降りてくる網すら見えない　そんな最悪な状況は未だかつてなかったこと

最後のもう一嘆き

「天は我らを見放した！！！」