2009年07月24日

誰の話か分からない本日のブログ

知り合いに頼まれてきょうも女性一人がアギヤ見学。

その知り合いとは公務員を目指す人みんなが憧れであるだろう国家公務員。

今現在は仕事の都合で那覇に転勤中だが、しかしそのお方、そのような肩書きを持ちながらも素潜り名人なのだ。

たぶん宮古にいれば宮古一の潜水技術をお持ちなのかもしれない(30mは楽勝で潜れる)。

そしてきょうの見学者はそのお方の素潜りのお弟子さんとのこと。

漁場へ到着して海の中を覗いてみると、どこまでも続く碧い澄み切った海の中の風景が飛び込んできた。

この海域は他所と比べて比較的透明度が良かったが、きょうは今まで以上に碧く澄み渡っていた。

獲れたてのグルクンを食す23歳???
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昨日話した宮古の海の神様は男か女かとの議論(一人勝手に議論してただけだけど)。ジェラシーを妬くどころか海をきれいにしてくれて、どうやらきょうの神様は男だったらしい。

本日も女性の見学者をたくみの嫁候補として勝手に囃し立てるつもりだったが、

「う~~~んどう見ても嫁候補にするには四捨五入すると20歳くらいの年の差がある、それに旦那までいるとは まっいいやおもしろいから。たくみが22歳だからこっちも適当に23歳にでもしとこう」

初対面後「どうだたくみ、嫁候補としていっちょいったるか?」 「あの人ほんまに23歳なんですか」「おまえにウソをつくわけないだろ~、おまえと1歳しか違わないんだからちょうどいいんじゃない」

首をかしげながら「ほんまにほんまですか? どこから見ても23歳には見へんのですけど・・・」

内心「あたりまえだっちゅ~の、どこから見たって見えんだろう」と思いつつも、「まっいいや、おもしろいからだまってよ」って感じ

どうして今たくみの嫁探しプロジェクトを勝手に進めているかというと、この島のオジィ達は「男は早く嫁を探せばそれなりの責任も出るし、男として成長する」という考えがある。

そのためだろうか常に「早く嫁を探せ」と言われ続けている。

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自分の中にはそんな考え微塵もないが、いかんせんこの島(伊良部島)にはたくみと同年代の若者がいない。みんな高校を卒業するといったん島を離れる若者が多いからだ。

島でのたくみの友達は60~70代の大昔の若者だけ。これじゃーいくらなんでもたくみがかわいそうになる。

唯一頼りにしていた源ちゃんまでも最近はたくみをほっぽって鼻の下を伸ばしながらすぐ平良(ひらら)へと消えていくようになった。

そこでたくみにも鼻の下を伸ばさせながら平良に行かそうプロジェクトを展開中なのだ。

漁のほうは、さすがに海の中が見渡せればそれなりにうまくいく。一年のうちで最もグルクンが獲れにくい時期ではあるが、まっこんなもんかとの水揚げ。

それよりもさすがだったのは、やはり素潜り名人の弟子だけあってかなり深くまで潜ってくる。次回は水中銃を持ってきたいそうだ。

女の人でmy銃を持っているなんて、、、かなりめずらしいぞ・・・

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親分のことが大好きなたくみは怒られても怒られても親分が母船に来るとくっついて離れない。「仕事は同じ事の繰り返しなんだから頭を使って考えろ」、といつも怒られてばかりのたくみ。

それでもいつも側に寄ってきては何やら会話をしている。親分からしても自分の息子のような年代のたくみ。怒鳴った後もまたお互い笑顔で会話。

平良に住む親分のほんとの娘などは「わたしたち兄妹3名よりも源とたくみの方がほんとの息子みたいだ」と笑って言う

ちなみに源もたくみも親分のことは「潜り長」 親分の奥さんのことは「お母さん」と呼んで慕っている。これじゃこの二人のことは可愛くてしょうがないのだろう・・・


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Posted by insherman at 23:00│Comments(1)アギヤー漁
この記事へのコメント
伊良部でしっかり伊良部の潜り長さんとおかあさんに親孝行して欲しいものです。
それが京都の母への孝行ですからm(__)m
Posted by たくみ母 at 2009年07月28日 10:35
 
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