アギヤーは伝統漁業追い込み漁

いつだったか忘れたけど、以前今夏ANAの機内誌取材のためカメラマンが乗船したことがあったけど、きょうはライターの方が一人で乗船していた。まっ何はともあれ、とにかくカッコ良い記事でも書いてくれってもんだな。

きょうのブログの主人公は新人で唯一２０代のたくみの話。とにかく最高のいじられキャラで、追い込む前にみんなが母船に集まってくるほんのちょっとの時間に全員にいじられまくっている。



みんなにいじられまくるということはみんなに可愛がられている証拠。オジィ達にとってたくみは孫みたいな存在でもある。仕事中はみんなに怒ってばかりの親分までもがたくみにだけはいつもニコニコしている。

そんなたくみ君だがちょっとだけ算数が苦手なようで、きょうも全員を大爆笑の渦に巻き込んでくれた。アギヤーのオジィ達は今でも魚の量計算をキログラムではなく「斤」で表現する。１斤は６００グラム。



「たくみ、きょうはこれまで１５００斤獲れたけど、さぁこれから質問です。１０００斤は６００キログラムです。それじゃ１５００斤は何キログラムでしょうか？」。　　「う～～ん(しばらく悩んで)、８００キロくらいですか」。　　・・・・一同大爆笑。

同郷のよしみなのか顔と身体はめっちゃ恐いけど、心はとっても優しくていつもたくみの面倒を見ている源ちゃんも呆れたように、「こいつほんまバカでしょ、何遍教えても分からへんのですよ」と天を仰いでいた。



オジィ、「たくみ、おまえ学校は出たのか」。源ちゃん、「こいつの出た高校、あれは学校の内になんか入りませんよ」ときたもんだ。

オジィ、「たくみ今度はかけ算九九のテストをするからな。それが分からないと京都の母ちゃんもほんとに泣くぞ」。