アギヤーは伝統漁業追い込み漁

きのうのサバニクルーズでキジャカの海亀ポイントでシュノーケリング中に帰って行くアギヤーと出会った。サバニが戻ってきた方角からして漁場はイラバーだったはず。そして出会った時間は一時半頃。

イラバーでの漁でキジャカ付近をその時間に通過するということはたぶんそんなに獲れなかったはず。その影響だろうかきょうのアギヤーは久々のドゥーグスだった。

最初の追い込みが終了した時点で親分から「網を上げるな」との指示が、ということはこの場所でもう一度追い込みをするということになる。



母船への水揚げが終わり再度袋網の設置作業で潜った後母船へと移動してみると、なんと自分の趣味を他の人に盗られていた。

水揚げされたグルクンを餌に母船の後ろから大型魚を釣り上げることを趣味としていたのにすでに三匹も釣り上げられていた。しかも掛かって魚の引きが面白いハイマツ（和名：アオチビキ）に、食べて美味しい毒魚のアカイラウツ（和名：バラフエダイ）。

まだほんの少し遊べる時間があるからと糸を垂らしてみたがぜんぜん食い付きもしない。エサにしたのは方言でヤーズミャ（ヤモリ）グルクンと呼ばれる身がパサパサして売り物にもならない美味しくないグルクン。やはり大型魚も味がまずくて食い付かないのだろうか。



そうそう二回目の追い込みでの出来事だが、アギヤーでグルクンを追い込む際は根の浅い方から深い方へと横一列になり約１００ｍの幅となって追い込んで行く。

自分は深場担当なので浅場の状況はまったく目にすることができない。帰ってきてから漁協での雑談の中で浅場担当の源ちゃん達が体長約１ｍくらいの子ジンベーザメを目撃したと話していた。

あ～あ、深い方にいてくれたら写真に撮れたのに・・・