2009年02月15日

存続について

今朝の宮古島は全体的に靄に覆われていた。そしてまた今朝もアギヤー漁は休み。と言うことできょうもまたわれらがかばしゃ丸だけでブッチャ(和名:アマミスズメダイ)漁に出かけてきた。

漁場は前回と同じく東平安名崎方面。そしてきょうのここの海の中では鯨の鳴き声がずっと響き渡っていた。鳴き声の大きさからかなり近くにいることは間違いないだろうけど、いかんせんブッチャ漁ではクジラを悠長に探す余裕などない。

存続について

そして漁を終え港に戻ると危惧していた現実が待っていた。かばしゃ丸以外の、元々単独で行動しているサバニの漁師達もブッチャが高値で取引されているとのことでブッチャを獲っていた。

しかしいくら高値だとはいえそうそう需要のある獲物ではない。仲買人達の購入量も減少しているし、中には購入しない仲買人達もいた。やはり恒久的に漁をしていくためには常に需要のあるアギヤー漁でグルクンを獲るしかない。

しかしいったいいつになればアギヤー漁に出るのだろうか。聞くところによれば今朝も港に集まったメンバーの中にダイバーの欠席者が2名ほどいたらしい。

存続について

現在の組合構成でダイバーの中に2名もの欠員があると漁は難しい。やはりこれからの漁は少人数体制でも実行できるように袋網や袖網の整理縮小が必要になってきているのだろう。またそれに伴い現在使用している船の減船も必要に迫られている。

だが網の整理縮小は可能だとしても減船は難しいものがある。漁で使用している全ての船にはみな一人ひとりの船主がおり、どれかを減船すればその船主の船分としての利益がなくなるからだ。

だが組合の存続に向けて避けては通れない方法だろう・・・


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Posted by insherman at 23:59│Comments(0)アギヤー漁
 
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