2009年02月12日

高級??スズメダイ

きょうの主役はブッジャ。昔悪役レスラーとして活躍していたブッチャー(知ってる人少ないだろうなぁ~)の間違いではない。方言だけどれっきとした魚の名前だ。

正式な和名は「アマミスズメダイ」。ちょっと骨が太くて食べずらいが醤油で煮付けたりマースニ(塩煮)で食べるとかなり美味しい魚であること間違いなし。仲買人からも人気があり、仲買人の購入価格もグルクンより倍もする宮古では高級魚??なスズメダイ。

以前からわれらがかばしゃ丸の輝男オジィーが「アギヤーが休みの時にかばしゃ丸だけでブッジャを獲りに行こう」とよく口にしていた。

高級??スズメダイ

今朝もいつもの時間に連絡がないので知り合いとアカジン(和名:スジアラ)を釣りに行こうと約束していたら、かばしゃ丸の親分から電話があって「ブッジャを獲りに行くから狩俣まで来い」との一報だった。

「釣りは金にならん(釣れないから)、でもブッジャは金になる」、選ぶ道はただ一つ、ブッジャに決定。ブッジャ漁もアギヤーと同じく追い込み漁。網も袖網と袋網の二種類だが、アギヤーの物と比較してもかなり小さい。

ブッジャはグルクンと違い逃げ足の速い魚ではなく、ほとんどが自分たちのテリトリーから離れようとしない。そのため少人数でもどうにでもなる獲物なのだ。

きょうのメンバーはダイバー3名に船上員1名。これ以上多くても必要性がないからだ。ただ少人数だとアギヤーと違いすべてが自分たちの仕事になるため水中で写真を撮る事なんてまったく無理な話。そんなことしていたら船上でオジィ達から言葉が機関銃のように飛び出してくる。

高級??スズメダイ

唯一写真が撮れたのは帰りの一時だけ。みんなが食事をしている間に47になってもいつまでもペーペーの自分が船の操船をしているときの一時だけなのだ。

でもそれもしょうがない。アギヤーでは60のオヤジも「ヤラビ(子供)のくせに」と怒られる世界だ。しかしとっても楽しい世界でもあるので辞められないけどネ。

漁の結果はかなりの大漁。刺身にできるような魚もないので帰りの食事のおかずはそういうときのための非常食?のサバ缶。たまに食べるとほんとに美味しいと感じるのは自分だけだろうか。

オジィたちは缶の中の汁をご飯にぶっかけて食ったりするけど、さすがにそれだけは食後に胸焼けをするのでできないけど。でも美味しいぞ・・・


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Posted by insherman at 23:28│Comments(0)アギヤー漁
 
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