アギヤーは伝統漁業追い込み漁

正月前から昨日まで１７連休。都会であくせく働いている人たちからすればとっても羨ましいこの１７連休も漁師にとっては死活問題。

今年は日本全国大荒れのようで、いくら正月休みがあったとはいえそれを除いても１２日間漁に出られなかったということになる。

そして本日待ちに待った今年最初の出漁となった。向かった漁場は、たぶん宮古の中で最も多くトゥカキン（和名：イソマグロ）が回遊している根。

これから出漁、漁場に向けて

いるわ、いるわトゥカキンのオンパレード。きょうは５０匹くらいの群れでリーダー的な奴はおそらく７０㎏オーバーもあるだろう。だがしかしこのトゥカキンには要注意だ。

袋網に入って暴れれば暴れ方によってはグルクンが逃げ出してしまう。そんなときは袋網の上部でグルクンを抑える必要がある。

まっとにかく今年最初の漁も大漁とはいえなかったが安全に無事終了した。



でも安全ではなかった・・・

昨日知り合いの手伝いをしてきょうは朝の目覚めの時から両足が筋肉痛だった。グルクンを袋網まで追い込んで来て編みを浮上させる作業の途中にいきなり両足が痙った。

たぶん運動不足による筋肉痛と寒さが原因なんだろう。とにかく激しい激痛が両足を襲っていた。痛みが引いても、それでちょっとでも足を動かすとまたいきなり「ズドン」とくる。

漁を終え港に向けて


激痛に耐え海底の岩にしがみつきながら足の痙りが完全に治まるのを待っていた。でもタンクの中に空気がたくさん残っていてほんとラッキーだった。

追い込みを終えた時点でタンクの残量がないということも多々あるので、もしそんなときにと考えればちょっとドキっとする。あの痛みでは浮上することは完全に無理なこと。

ほんとラッキー、ラッキー・・・