2008年12月25日

クリスマスとイイカジマーイ

天気予報ではこれから強風と高波の予報。しかし年末ということもあって今は魚の値段が高い。これは行くしかないだろう。毎年のことだが正月前・旧正月前・旧歴1月16日祭前は魚が値上がりする。

そうそうきょうはクリスマスだった。一年生の次男はまだまだサンタクロースを信じる年齢でもある。サンタにお願いしたプレゼントは、サッカー部なのになぜか野球のキャッチャー用マスク。

来間大橋から撮った日の出
クリスマスとイイカジマーイ

平日は7時に起こしてもうだうだしてすぐ目覚めない次男が今朝に限り4時に起きて一人さわいでいる。これもまた迷惑な話だ。
周りで寝ているわれわれまでも起こされ長男までもが目覚めてしまった。

一応サンタを信じる次男のために長男分のプレゼントまで置いておいたのだが、貰って嬉しいプレゼントも次男のように「サンタからだぁ~」とは大はしゃぎしない。

次男曰く「サンタからなのに嬉しくないの?」と迫られた長男にそっと耳打ちし、「おい、サンタからだぁ~、と演技してやれ」と言うのだが、次男のようにノリノリになれない長男だった。

波はまだ穏やか鏡のような海面クリスマスとイイカジマーイ

アギヤーは日が昇ってからの漁になる。宮古での現在の日の出時間は7時22分。6時30分に起きても仕事には十分間に合うのだが、こんな早々と起こされ迷惑?な出来事があり、待ち合わせ場所来間島へと向かった。

きょうの風向きは南よりの風。宮古島でのこの時期に南よりからの風が吹き出していると必ずと言っていいほど北よりの強風に変わる。これを宮古のインシャー(漁師)はイイカジマーイ(北風回り)と呼ぶのだ。

黒い雲が近づき徐々に荒れ始めてきた海面
クリスマスとイイカジマーイ

ということはきょうの漁場もたぶんクーブ(パナリ干礁)だろう。そして予想したとおり到着した漁場はクーブだった。クーブの海は波もなくまるで一面が鏡のように光っていた。しかし遠く北の空には黒い雲が垣間見えてきていた。

しかしきょうのクーブは潮がまったく動いていない。強いのもやっかいだが、逆に動かないのもまたやっかいだ。グルクンは潮に乗って流れてくるプランクトンを補食しているので、潮が動かないと群れにもならず海底をあちこち移動するからだ。

しかしイイカジマーイの雲は徐々に近づいてくる。早々と切り上げたがクーブでの漁獲としては散々でもあった。


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Posted by insherman at 23:28│Comments(1)アギヤー漁
この記事へのコメント
うみんちゅの迫力がよく伝わってくるブログですね。
Posted by マタキチ三水海 at 2008年12月30日 22:51
 
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